成人の日

今日は成人の日でしたね。
今年20になった皆様、本当におめでとうございます。



新成人の方々については、例年通りマスメディアでも色々言われていますね。
内向き志向とか、安定志向とか、無気力とか、失われた20年に育ったとか。


私は、マスメディアの新成人に対する評論は全く無視しています。
下手をすると誤った偏見を持ってしまうかもしれないからです。



ここで、新成人を少し範囲を広げて若者という枠組みで話をさせてください。
私は運のいいことに若い人と多く仕事や趣味をやらせてもらっているので、
机上の理論であるマスメディアではなく、私が持っている「生」の経験ベースでの若者を書かせていただきます。


1.仕事上でかかわる若者


今、私は25歳(2名、男性)、24歳(1名、女性)、23歳(1名、女性)の若者と仕事をしています。


はっきりと言います。
彼、彼女らは、私が彼らの年齢だった時よりも、熱意もあるし、仕事が早いです。


内向?


いえいえ。
女性の一人は英語はかなりできます(海外経験があるかはわかりませんが)。
男性の2人は海外に強い興味があり、私がこなしてきた海外電話、インタネット会議について、
積極的に取り組み、英語の精進も惜しみません。


もちろん荒削りなところがあるので、
そこの修正は必要ですが、それは経験があれば誰でもできること。
とにかく、仕事に対して熱心です。



そして、海外に対して強い興味を持っているのも特徴です。


いまや、私の業務の多くを背負ってくれるまでに成長してきました。
彼らを信じ、指導し、仕事を任せなければ今の状況はなかったでしょう。
偏見を持たなくてよかったです。



2.趣味でかかわる若者


私はJAZZバンドでリーダーをやっています。
年齢層は34歳の私を筆頭に、32歳、31歳、23歳、21歳の4名がいます。


それぞれ、当然個性はありますが、
バンドに対して熱い思いをぶつけてきてくれるのは、23歳と21歳の2名です。
23歳のメンバーは私が直々にコンマスを指名したくらいです。
彼は練習も非常に熱心にやっており、私自身も刺激を受けているくらいです。
今後、バンドを一緒に背負っていける人と考えています。


21歳も熱いです。
彼がだれよりもバンドの将来を考えてくれていますね。
意見の節々にその思いがにじみ出ています。
何よりこの熱意が私は大好きです。


若者のどこが無気力ですかね?
私の方が圧倒されちゃうくらいです。




上述したように、私のかかわっている若者は、
本当に頼りになります。


もちろん、運がいいだけなのかもしれません。
色々な若者がいるのも事実でしょう。


しかし、私は若者の協力がなければ、仕事も趣味も立ち行かなくなってしまう状況です。



もう少し、マスメディアでは若者に対して、悪いところだけでなく、
「いいところ」に気を配ってほしいです。





最後に、どうしても納得できない議題について.....。

そもそも最近よく聞く「内向き」って議論は何なんですかねぇ。
意味がわからないです。


これだけインターネットなどが普及し、現地に行かなくても学べることがあります。
そして何より、米国への留学が、手放しでいいことだ、というのも的外れこの上ない。


同じことが学べるのなら、なぜわざわざ語学の弊害を抱えながら米国などに行く必要があるのでしょうか?
中途半端にいってしまうと、語学の鍛錬で大部分の時間を使う可能性もあります。
私も一年間ドイツに居ましたが、身にしみてわかったことです。
学びたいことがあるのなら、異なる言語で情報を取得するのは非常に非効率です。


外国でしか行っていない講義や研究をもとめるのなら、留学という手段は非常に意味があるでしょう。


昔はあったのかもしれません。
しかし、情報技術が進化した今、そのようなケースは稀なのではないでしょうか。
そうでないのなら、別に海外でなければならない、という理由はないと、私は思います。


それよりも、いつまでも米国留学といっていないで、
日本が情報の発信源、留学生のあこがれの場所になるよう、国も国民も頑張るべきかと思います。
日本がスタンダードになるべきだ、とあまり聞こえないのは残念です。


議論すべきは、日本への留学生がどれくらい増えたか?、ではないでしょうか?


自分が中心になろう、そういう大学や研究、講義こそ、マスメディアでスポットを当てられるべきです。
日本が世界のスタンダードになるべきだ、とみんなが一丸となって取り組むべきでしょうね。



私は日本が本当に好きですし、色々な意味で世界の中心になるべき国でもあると思っています。


私は私で、少しずつ日本がスタンダードになるよう、業務を通して貢献していきたいと思います。
そして、既に動き始めています。


みなさんも、日本が中心になるべく、小さいことから頑張ってみませんか?