心揺さぶられた新聞投稿 - bremer-stadtの日記

久々に激しく心揺さぶられる投稿を新聞で読みました。
以下概要です。

日ソ中立条約を一方的に破ってソ連が満州に攻め込んだ。
（投稿者の）長兄は妻子を逃すために応戦するものの戦死。

残された長兄の妻は、１１歳を頭に５人の子供を連れて他の日本人と逃避。
だが、途中の河を渡る際に「足手まといになる」と他の者たちに強いられ、
泣いている６歳、３歳、１歳の息子を河に流してしまった。

下の２人はすぐに姿が見えなくなった。

６歳の長男だけは泳いで岸辺の草にしがみついて
「お母さん助けて、お母さん助けて」
と幾度も叫びながら流されていったそうだ。

その時の兄嫁と１１歳、９歳の姉たちの気持ちは.....。

その後、母親は中国の路上で病死。
１１歳の長女は他の日本人に紛れて１年後に帰国。
上述のことを親戚に伝えて２か月後に亡くなった。
（以下略）

５歳、２歳、０歳の子供を持つ親として、色々な意味で最後まで読むのに苦労しました。
日々が平和であるありがたさをこのようにして伝えてくださる年長者がいらっしゃることに感謝です。