原発比率とADS(Accelerator Driven transmutation System)

日本語ですいません。

毎日新聞、ニュースをみていて、いらいらが収まらず、
ここで本音を吐露したくなりました。


最近新聞やニュースで原発比率がよく出てきています。
でも、その議論は不毛で読む気にもなりません。
結局、政党の票稼ぎのネタにしかなっていないからです。


私の個人的な意見として、「軽水炉型」である現行の原子力発電はゼロにすべきと思います。
あれだけの事故を起こしてしまって、賛成できるわけがありません。

ここまでがマスコミで報道されている議論です。
しかし、「高速炉型」の原子力発電である「ADS(Accelerator Driven transmutation System)」は研究を続け、
今後作らなくてはいけないと思います。



ここがポイントです。
ADSは放射性廃棄物半減期を大幅に減らせるポテンシャルを持っています。
そして、臨界反応ではないため、軽水炉のような暴走は無いといわれています(専門家ではないので断言できませんが)。
当然、崩壊を起こさせるので熱が発生し、発電もできます。


詳しくは、このブログの昨年9月の記事の5番を見てください。

http://d.hatena.ne.jp/bremer-stadt/20110913




みなさんも放射性廃棄物の話は知っていると思います。
何十年も軽水炉型の原子力発電を続けてきたわけですから、
廃棄物も大量に出ています。


この廃棄物(高レベル放射性廃棄物)は放射性のマイナーアクチノイドを含んでいます。
これを分離して、高速炉で崩壊させ、保管期限を大幅に減らすというものです。
半減期二百万年をこえる高レベル放射性廃棄物を保管することの重大さは議論すべきでしょう。



一度でもいいからこのことを議題にあげてもらいたいです。
今ももちろん大事ですが、ADSを早く実現し、
安全、かつ放射性廃棄物の毒性を下げるという発電技術について、
将来的な選択肢として考えるべきでないでしょうか。



この記事を読んでくれた方だけでも、
このような視点で原子力発電をみてもらえれば、
こんなにうれしいことはありません。